「2022年のエベレストマラソンを走るために、このソックスを選びました。ランニングに耐えられる暖かいランニングソックスが必要でした。私の体型には合わないんです」と、標高5,364メートルの42キロメートルの挑戦に挑もうとしているベイトマンズベイ出身の65歳のピーター・カウンセルさんは語る。
ネパールで40年以上トレッキングを続けるランナーであるカウンセル氏は、世界最高峰を目指すこの壮大な旅にPaireソックスを選びました。
「濡れない。水ぶくれもできない。暖かくて、型崩れしない。」氷河の頂上、雪に囲まれたマイナス10度のマラソンスタートラインに立つときに、靴下に必要なものかもしれないもの。
私たちはカウンセル氏に連絡を取り、彼の感動的な話を共有するよう依頼しました。
自己紹介をお願いします。ランニングを始めたのはいつですか？それからランニングを続ける理由はどのように変化しましたか？
私は現在65歳で、ニューサウスウェールズ州の南海岸に住んでいます。この40年間ほど、散発的にランニングを続けています。初めてマラソンを走ったのは38歳の時で、それ以来27回ほど完走しています。
エベレストマラソンを走ろうと思ったきっかけは何ですか？また、これまで走ってきた他のマラソンとどう違うのでしょうか？
私は40年間ネパールを訪れており、言うまでもなくこの地を愛しています。4年前に最後に訪れた時、エベレストマラソンが描かれた額入りのTシャツを見ました。その横には、2020年のエベレストマラソンで4位になったプルバ・シェルパ氏に授与された表彰状が添えられていました。ロッジのオーナーに、こんなことをするほどクレイジーな人は誰なのかと尋ねました。もちろん、それは他でもない彼でした。こうして、種が蒔かれたのです。
エベレストマラソンに向けてどのようにトレーニングしましたか?
週に5～6日、平均60～70km走ります。毎週日曜日には15～25kmのロングランをします。過去6ヶ月間で、マラソンを数回とストロムロ30kmを走りました。標高5364メートルのエベレストを目指してのトレーニングは、海抜ゼロメートル地帯に住んでいる私にとっては少し大変です。
エベレストマラソンの旅を通して最も困難だった課題は何でしたか?
スタートラインに着く。通常のマラソンでは、スタートラインに並ぶよう10分前に連絡が来る。しかし、今回はエベレストベースキャンプまでのトレッキングと高地順応に12日かかるため、12日前に通知される。スタートラインでは酸素濃度が海面の半分しかない。
自分に合ったギアを見つけるコツは何ですか？ランニングギアを選ぶ際に、普段は何を重視しますか？
ネパールでのトレッキングやランニングには、適切なギアを選ぶことが非常に重要です。軽くて暖かく、丈夫で、そしてもちろん快適であることが必須です。私のお気に入りの素材はスーパーファインメリノウール、そしてもちろんダウンジャケットと寝袋です。一番大切なのは、実際にその地を訪れた人に聞くことです。過酷な気象条件にも対応できるギアも必要です。
エベレストにPaireソックスを選んだ理由は何ですか？ これまで履いていた他のソックスと比べて、Paireソックスとの違いは何ですか？
靴下は2種類必要でした。トレッキング用と、ランニングそのもの用です。トレッキング用の靴下は、気温がマイナス10度まで下がることもあるので、快適で暖かいものでなければなりません。濡れても、保温性があり、形を崩さないものでなければなりません。
ランニングソックスに関しては、大きな懸念事項でした。以前、スーパーファインメリノソックスを試したことがありますが、すぐに型崩れしたり、靴の中でずり落ちてしまうことがありました。
キャンベラマラソンに参加中、Paireソックスのブースに立ち寄りました。スタッフの方々はとても親切でした。そこで、いくつか試してみようと思いました。クォーターソックスを初めて履いて走った時に、エベレストマラソン用のソックス選びの解決策が見つかりました。厚すぎず、暖かく、型崩れしにくいのが魅力です。ウール含有量が多いのも私が探していた点です。長年愛用してきた「水ぶくれ防止」タイプのランニングソックスを履こうと思っていたのですが、保温性は全くありませんでした。エベレストマラソンのスタートラインはマイナス10度まで気温が下がることもあり、ソックスには保温性が必要だと分かっていました。特に、レースのスタートを待つ間は、雪が積もった氷河の上で待つことになるので、ソックスが濡れることも想定内です。Paireソックスを実際に濡らして試してみたところ、全く問題ありませんでした。水ぶくれもなく、暖かく、型崩れもありませんでした。
あなたのお気に入りのPaireソックスは何ですか？
トレッキングブーツに合うアクティブソックス。ランニング用のクォーターソックス。
ランニングに欠かせない製品、ガジェット、アプリはありますか?
普段はStravaでランニングを記録します。ポッドキャストを聞くためにスマートフォンを持っていきます。知らない場所ではGoogleマップかAlltrailsで道順を調べます。
2022年エベレストマラソンで募金活動を行っている基金とは何ですか？また、あなたにとってそれはどのような意味を持つのでしょうか？
オーストラリア・ヒマラヤ財団のサイモン・バルダーストーン会長から、ほんの数週間前に支援を依頼され、喜んで応じました。AHFは主に教育、健康、環境の分野でネパールを支援しており、そのチームは冒険旅行業界の錚々たる顔ぶれです。理事の何人かは個人的にも知り合いで、正直なところ、支援を依頼されたことは大変光栄でした。というのも、私自身、エベレストマラソンへの挑戦自体が特別なことだとは思っていないからです。
エベレストマラソンへの私の参加費は全額自己負担です。
2022年のランニングの目標は何ですか?
まずはエベレストマラソンを完走。頭に血が上ったので、息子二人と11月に開催される第1回ボンダイ・トゥ・マンリー・ウルトラマラソンにも参加することにしました。
ランニング、人生の挑戦、人生哲学について、読者に伝えたい最後の考えはありますか?
エベレストマラソンを走る必要も、他のマラソンを走る必要もありません。でも、現実的な目標を立てて、それを達成しましょう。達成できそうになったら、次の目標を設定する、といった具合です。私の妻はパークランナーとしてスタートしました。多くの励ましを受け、兄と私がフルマラソンに挑戦している間、彼女はニュージーランドのロトルア湖でハーフマラソンに初挑戦しました。彼女の目標は制限時間前に完走することで、彼女は楽々と完走しました。自信がついたら、もう止められませんでした。次はエベレストベースキャンプとゴキョ・リへのトレッキングです。どちらも大きな成果でした。
そして、彼女にとって初めてのマラソン。60歳になった時にコロンビアのメデジンマラソンを走ったのです！
パークランナーたちが初めてのパークランを完走する姿もまた感動的です。彼らは最初、最後尾のランナーに付き添うように歩くランナーだったのかもしれません。彼らにとって、これはまさにエベレストマラソンなのです。
